牛タンは、専門店では特製のタレがあったり、通販商品では味付けがされていたりすることが多いですが、スーパーなどで購入して自宅で食べる場合、どんな味付けで食べるでしょうか?
いろいろな味付けが考えられますが、個人的におすすめしたい順に10種類紹介いたします。
牛タン味付け:柚子胡椒
圧倒的におすすめしたいのが柚子胡椒です。
焼いた牛タンに柚子胡椒を添えて食べるだけでも充分に美味しいです。
アレンジしてタレを作るのなら、オリーブオイルとレモン汁と混ぜるのがおすすめです。
このタレはつけて食べても良いですし、焼く際にかけて蒸し焼きのようにしても美味しいです。
また、柚子胡椒自体はチューブタイプのものより瓶のタイプの方が風味が良く、添加物も少ないものが多いのでおすすめです。
なお、柚子胡椒の基本の原料は添加物を除けば柚子と唐辛子のみ(場合によっては塩も)です。
胡椒を使っていると勘違いしている人もいますが、いわゆるホワイトペッパーやブラックペッパーは含まれていません。
九州では唐辛子のことを胡椒と呼ぶことから「柚子胡椒」と名付けられています。
・塩
・胡椒
・レモン
・オリーブオイル
牛タン味付け:塩
説明するまでもなく、定番中の定番の味付けです。
塩は原材料から大別すると「海塩」「湖塩」「岩塩」があります。
「海塩」は海水から作られる塩で、日本で塩と言うと最も思い浮かべるタイプの塩です。
「湖塩」は塩の湖から作られる塩で、日本には塩湖がないことからあまり知られていませんが、産地によって味わいが異なります。
「岩塩」は岩から作られたわけではなく、はるか昔に起こった地殻変動によって陸上に閉じ込められた海水が結晶化した塩のことです。
岩塩は硬さがあって肉の臭みを消す効果もあるため、牛タンを含め肉料理全般により向いています。
・胡椒
・レモン
・柚子胡椒
牛タン味付け:胡椒
胡椒は大別するとホワイトペッパー・ブラックペッパー・グリーンペッパー・ピンクペッパーの4種類があります。
中でも一般的によく使われるのがホワイトペッパーとブラックペッパーです。
ホワイトペッパーは色も白く、辛みや香りもマイルドです。
クリーム系の料理や白身魚などの淡白な素材によく合います。
一方、ブラックペッパーは辛みも香りも強いため、肉料理などの臭みを消したい時に効果的です。
日本の家庭では、瓶入りの粉末の胡椒が広く普及してます。
これはホワイトペッパーとブラックペッパーの粉末をブレンドしたものです。
一方でアメリカなどの肉食文化の国ではブラックペッパーが一般的です。
牛タンに使うならブラックペッパーの方がおすすめと言えます。
・塩
・レモン
・柚子胡椒
牛タン味付け:レモン
塩・胡椒にレモンという組み合わせは最もポピュラーな牛タンの食べ方ではないでしょうか。
ただし、この食べ方は焼肉屋さんのスタイルであって、仙台牛タンスタイルではレモンを使用しません。
しかし、脂の多い牛タンにさっぱりしたレモンの相性が良いのは間違いありません。
・塩
・胡椒
牛タン味付け:味噌
焼肉屋スタイルではレモンが定番ですが、仙台牛タンではレモンを使いません。
塩と並んで定番なのが味噌味です。
味噌をそのままつけるのではなく味噌ベースのタレを使うのが一般的です。
味噌・みりん・料理酒・豆板醤を混ぜ合わせるだけで味噌ダレは完成します。
ジップロックなどに牛タンと味噌ダレをいれ、揉み込んで1時間ほど寝かせれば味付けは完了です。
豆板醤の代わりに青唐辛子や柚子を使うのもおすすめです。
・みりん
・料理酒
・豆板醤(or青唐辛子or柚子)
牛タン味付け:ゴマ油
焼肉屋さんでもゴマ油に浸したタレがついている場合も多いと思います。
ゴマ油だけをつけて食べるのも美味しいですが、ネギとセットにするとなお美味しいです。
長ネギをみじん切りにし、塩・胡椒を少々とゴマ油を混ぜます。
薄切りの牛タンだったら、これを挟んで蒸し焼き風に焼くのもおすすめです。
・塩
・胡椒
・ネギ
牛タン味付け:わさび
牛肉全般に言えますが、実はわさびが合います。
特に良い肉ほど合います。
わさびをそのままつけて食べても美味しいですが、わさび醤油で食べるのもおすすめです。
わさびは日本を原産とする「本わさび」と「西洋わさび」の2種類に分けられます。
本わさびは上品で控えめな辛さ、西洋わさびはつんとくる強めの辛さが特徴で、肉類には西洋わさびが合うと言われています。
しかし、個人的には牛タンと合わせるなら本わさびの方が良いと思います。
・醤油
・塩
牛タン味付け:うま味調味料
うま味調味料といえば味の素が有名です。
タレと混ぜても使えますが、塩と同じようにそのまま振っても美味しく食べられます。
しかし、よりおすすめなのは、食べる前に1時間以上寝かせておく方法です。
寝かせることによってうま味が染み込み、肉を柔らかくする効果もあります。
翌日まで寝かせると、肉自体の鮮度は落ちますが、よりうま味が染み込みます。
なお、代表的なうま味成分にはグルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸・コハク酸があります。
わかりやすく言い換えると「グルタミン酸⇨昆布だし」、「イノシン酸⇨鰹節だし」、「グアニル酸⇨椎茸だし」、「コハク酸⇨アサリだし」です。
うま味調味料にはグルタミン酸を圧倒的に多く含むものが多く、例えば、よく見かけるこの味の素のパンダ瓶であれば、グルタミン酸97.5%、イノシン酸1.25%、グアニル酸1.25%と圧倒的な配分です。
・塩
・胡椒
・レモン
牛タン味付け:焼肉のタレ
当然ながら焼肉のタレも牛タンに合います。
焼肉のタレはそのまま食べて美味しいようにいろいろ入っているので、特に他の調味料と合わせる必要もありません。
・なし
牛タン味付け:醤油
新鮮で美味しい牛肉ほど醤油が合います。
醤油ベースの焼肉のタレも多いので当然と言えば当然ですが、家庭で焼肉を食べる時に醤油を使わない人の方が多いとも思います。
JAS法によると、醤油は熟成期間の長い順に「溜(たまり)」「再仕込(さいしこみ)」「濃口(こいくち)」「淡口(うすくち)」「白(しろ)」の5つに分類されます。
熟成期間は長いほど濃いめの味になり、味の濃い料理に合います。
日本で生産されている80%は濃口で、肉料理や赤身の魚には濃口以上の醤油(濃口・再仕込・溜)が合います。
お刺身を食べるような感覚でわさび・生姜・にんにくなどと合わせるのもおすすめです。
ただ、どちらかと言うと牛タンよりもローストビーフなどレアな焼き加減の牛肉の方が醤油と合います。
・わさび
・生姜
・にんにく
まとめ
牛タンには、定番の味付け以外も試してみると意外な発見があるのでおすすめです。
個人的には柚子胡椒がイチオシだよ
・塩
・胡椒
・レモン
・焼肉のタレ
・ゴマ油
・塩
・胡椒
・味噌
・柚子胡椒
・わさび
・うま味調味料
・醤油
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