牛タンの美味しさは肉質によるところがもちろん一番ですが、焼き方だけでも美味しくするポイントがあります。
5つのポイントをご紹介するので、やってなかった方は試してみてください。
ポイント①常温に戻す
冷蔵庫から出したばかりの肉を焼くと、表面の温度だけを急激に上げてしまい、中まで火が通りにくくなります。
これは牛タンだけでなく、肉類全般について言えることで、特に厚いステーキ肉などは表面だけ焦がしてしまうことにつながるので注意が必要です。
冷蔵庫に保管していたのであれば焼く30分くらい前に出して常温に戻しておきましょう。
ポイント②焼く直前に塩をふる
塩は焼く直前にふるのがベストです。
塩をふってから時間が経つと、肉汁とともに旨みが流れ出てしまいます。
塩をふることで、焼いた際に表面のタンパク質が早く固まります。
そのため、中の旨みをとじこめる効果が期待できます。
ただし、均一にふらないと熱の伝わり方に差ができてしまうため、なるべく高い位置からふるなどの工夫したほうが良いです。
また、「海塩」よりも「岩塩」の方が硬さがあって肉の臭みを消す効果もあるためおすすめです。
ポイント③強火で焼く
フライパンは強火でよく熱してから肉を並べましょう。
強火で焼くと表面のタンパク質が固まって、旨みを中にとじ込めやすくなります。
弱火で焼いてしまうとタンパク質が固まらないため、肉汁が旨み成分とともに流れ出てしまいます。
強火だと表面しか焼けないくらいの厚さの肉であれば、まずは両面の表面を強火で焼いた後に弱火でじっくり焼くと良いでしょう。
ポイント④裏返しは1回だけ
何度も裏返すと、旨みの詰まった肉汁が出てしまいます。
そのため、裏返しするのは1回だけがベストです。
ポイント⑤炭焼きにする
家庭内で焼くのはちょっとハードルが高いですが、炭火はおすすめです。
炭火には、遠赤外線で表面のタンパク質を焼き固め、肉汁をとじ込める効果があります。
ただ、炭火は火力調整が難しいので、遠火の強火が基本です。
近すぎると遠赤外線効果も薄まり、単に焦げやすいだけになってしまいます。
この遠赤外線を利用した家庭用の無煙ロースターも発売されていますので、頻繁に肉や魚を焼く家庭であればおすすめです。
まとめ
炭焼きにする以外の4パターンについては簡単にできることですので、意識して取り入れてみてください。
・常温に戻す
・焼く直前に塩をふる
・強火で焼く
・裏返しは1回だけ
・炭火で焼く
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