通販で販売されている高級牛タンは確かに美味しいですが、高いです。
日常的にスーパーで美味しい牛タンが買えるのであれば良いのですが、牛タン自体がかなり貴重品となっているため、他の部位に比べてなかなか販売されていません。
さらに、たまに販売されている牛タンを買ってみると、臭みがあったり硬かったりして美味しくないこともしばしばです。
何度もハズレをつかまされてきた自分の経験をもとに、スーパーで牛タンを買う場合になるべく美味しい牛タンを見分けるポイントを5つ教えます。
牛タン美味しい見分け方:産地
最も簡単なのが産地を確認することです。
スーパーで売られている大半の牛タンはアメリカ産かオーストラリア産です。
すべてがそうというわけではありませんが、アメリカ産の方が肉質が柔らかく臭みも少ないのでおすすめです。
これは牛の肥育の仕方によるところが大きく、アメリカでは穀物を与えて育て、運動もあまりさせません。
一方でオーストラリアでは牧草を与えて育て、運動させることで身のしまった肉質になりがちです。
それに加え、牧草で育てたことによる独特の臭みのようなものもあります。
これはタンに限らず他の部位でも同じことが言え、オージービーフを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。
ただし、最近では輸出用に穀物も与えたりもしているようで、オーストラリア産=牧草で育った牛(グラスフェッドビーフ)というわけでもないので、あくまでも目安です。
牛タン美味しい見分け方:色
赤身の部分と脂の部分を注意して見ましょう。
赤身はできるだけ鮮やかな赤色であるかがポイントです。
茶色くなっていたり黒ずんでいないか注意して見ましょう。
また、脂の部分はなるべく白い薄ピンク色を選びましょう。
黄色っぽくなっているものは避けてください。
牛タン美味しい見分け方:状態
ドリップが出てしまっているものや、逆に乾いているものは鮮度が落ちています。
牛タンから薄い赤色をした水分(ドリップ)が出ているものは、鮮度が落ちている証拠です。また牛タンの切断面が乾いて硬くなってしまったものは美味しくありません。
新鮮なものでそこまでドリップが出ているケースはあまりありませんが、値下げ品を購入する場合はこの点に注意です。
こちらは先日購入した牛タンですが、乾いてもおらず、水分もちょうどいい具合で美味しく食べられました。
ドリップが出ているようにも見えますが、持ち帰る最中に右側に偏ってしまったのを位置修正してから画像を撮影したためで、悪い状態ではありません。
こういう感じで水分が出るのが悪い状態です。
牛タン美味しい見分け方:霜降り
牛タンの弾力ある食感や肉の旨みが好きという方であれば霜降りが少ないものを選ぶと良いでしょう。
しかし、一般的に上級で美味しいとされる牛タンは、霜降りが強く柔らかいものです。
特にこだわりがなければ霜降りの強いタンを選ぶと良いです。
一般的に霜降りと言うとバラ肉のような、こんなお肉を想像するかもしれませんが、タンの場合はここまでサシが入ることはまずありません。
最上級の牛タンでも、このくらいです。
牛タン美味しい見分け方:タレ
スーパーでは稀にタレつきで販売されている牛タンもありますが、これには要注意です。
タレつきの牛タンは総じて単価が安いです。
例えばこちらは100g当たり680円(税抜)と、相場より安めです。
しかし、臭みと硬さを隠しているようにしか感じられない味と食感でした。
産地もオーストラリアであることからか、アメリカ産よりも硬さと臭みを感じたので、同じように感じる人は多いでしょう。
牛タン美味しい見分け方:まとめ
通販で購入する場合と違い、スーパーで購入する場合はハズレの確率も高いのは確かです。
しかし、これらのポイントをおさえて購入することで、少しでも当たりの確率を上げることをおすすめします。
・色を確認する
・状態を確認する
・霜降り具合を確認する
・タレがついているか
・産地を確認する
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